Payサービスとは
Payサービス
~Payのメリットと多くのPayが生まれる理由~<前半>
そもそもPayサービスとは
Payサービスとは、キャッシュレスで決済を行える電子決済サービスのことです。 コンビニ・ドラッグストア・レストランなどの実店舗以外に、ネットショッピングやデリバリーサービスなどネットでの決済サービスでも使えます。基本的にはスマホアプリで、簡単な登録をすれば誰でもすぐに利用できます。
電子マネーや仮想通貨との違いは?
実は電子マネーとPayサービスの明確な違いの定義はありません。しかし、一般的には電子マネーはEdyなど既にスマホで決済する以前から存在していて、ICカードと店舗の読み込み端末で決済を行っていました。一方でPayといわれるPayPayやLINE PayなどはスマホでバーコードやQRコードを中心とした読み込みを行います。
双方ともに電子的なマネーなため、電子マネーの方がEdyやPayなども含むより広範囲な意味になると考えられます。
仮想通貨も電子的なマネーですが、仕組みが全く異なります。ここでは詳細は述べませんが、仮想通貨はブロックチェーンをテクノロジーとして使っており、ソフトバンク社が管理するPayPayやLINE社のLINE Payとは全く異なり、ブロックチェーンの分散管理の仕組みを使って電子マネーを管理します。また、仮想通貨は通貨の需要・供給により価値が変動するという特徴を持っています。そのためステーブルコインといわれる安定した通貨や、今後は国が後ろ盾になる仮想通貨も流通する可能性もあります。
ペイ払いの仕組みは?
現在、決済の仕組み・方式として主に以下の2つがあり、Payによって異なります。
「QR/バーコード」
スマホ画面にQR/バーコードを表示させ、店側に読み取ってもらうか、店側が提示したQR/バーコードを読み取り、金額を入力して決済し、PayPayが代表的です。
「非接触IC方式」
店舗の読取機や駅の自動改札などにスマホを「かざす」だけで支払いが完了します。クレジットカードや電子マネーでよく使われる手軽な方法で、交通系のSuicaなどが代表的なものです。
「Pay」のメリットは?
【メリット1】スマホ一つで手軽に決済ができる
最も大きなメリットは手軽に利用できることです。現金払いでは、財布から現金の金額を確かめ、紙幣や硬貨を手渡してお釣りを受け取る、といった面倒な手順が必要です。Payではスマホを取り出し、画面に表示された決済用バーコードを読み取らせるか、端末にかざすだけで会計が完了します。クレジットカードと比べても暗証番号を入力する必要もありませんし、クレジットカードを持ち歩く必要もありません。
【メリット2】ポイント還元がある
また、大きな魅力として、ポイント還元を受けられることがあります。支払額に応じてポイントが即時にペイバックされることもあるなど、各サービスが独自のポイント還元の仕組みを持っています。クレジットカードと連携していると、ポイントアップがあったり、レジットカードのポイントもついたりと、二重取りができる場合もあります。
【メリット3】使った履歴が簡単にわかる
現金での買い物では家計簿などをつけない限りは正確に把握することはなかなか難しいともいえますが、Payでは正確にデータとして、お金の使用履歴が把握できます。この点は非常に大きなメリットで、今後さらに履歴が可視化され、購入傾向を利用したサービスなども増えていくでしょう。
【メリット4】マイナポイントと連携できる
マイナンバーカードは国策として政府が強力に普及を図っています。そのため、今後国からの交付金などさまざまな連携がマイナンバーカードで行われることになります。このマイナンバーカードの普及のために国は今マイナポイントとしてさまざまなポイントを付与しています。
最新のマイナポイントは、マイナンバーカードを健康保険証として利用する申し込みを行った時と公金受取口座の登録を行った時に7,500円分ずつポイントが付与されます。そしてこのポイントがPayにも連携しています。公的な機関が発行するポイントもPayで受け取れるため、利便性が向上しています。
今回は、Payの仕組みやメリットについてお伝えしました。次回は実際のPayの種類やさまざまなPayが存在する理由などについて解説していきます。