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全問正解なるか!?『第5回DX理解度チェック(後半)』

『第5回DX理解度チェック』

『第5回DX理解度チェック』、後半の5問です。やや専門的な問題も登場しますが、ご自身のDX理解度を試す絶好の機会。ぜひ楽しみながら、最後まで挑戦してみてください!

【第6問】サイバー被害からの“回復力”を示す能力は?

サイバー攻撃やシステム障害などが発生した際に、迅速に被害から回復し、業務を継続・復旧することができる能力を何と呼ぶでしょうか?

(1)ITセキュリティ

(2)ITレジリエンス

(3)ITアセットマネジメント


(1)ITセキュリティは、サイバー攻撃などの脅威からシステムやデータを守るための防御的な取り組みを指します。主な目的は「被害を未然に防ぐ」ことであり、被害発生後に業務を継続・復旧する能力とは意味が異なります。

(2)ITレジリエンスは、「サイバー攻撃やシステム障害を完全に防ぐことは難しい」という前提のもと、被害を最小限に抑え、迅速に業務を継続・復旧する能力を指します。
具体的には、システム冗長化(予備の機器やシステムを用意・運用しておくこと)、クラウドを活用したバックアップ、BCP(事業継続計画)の策定などが代表的な取り組みです。

(3)ITアセットマネジメント(IT資産管理)は、コスト削減やセキュリティ・コンプライアンス強化を目的に、PCやプリンタ、サーバー、ソフトウェアといったIT資産の状況を正確に把握・管理する取り組みを指します。

ということで、正解は(2)です。

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【第7問】コンプライアンス違反対策ツールは?

コンプライアンス違反の未然防止を強化・効率化するソリューションとして、もっとも適切なのはどれでしょうか?

(1)BPMツール

(2)BIツール

(3)GRCツール


(1)BPM(Business Process Management)ツールは、業務プロセスを可視化・分析・分析・改善し、標準化や最適化を図るためのITツールです。業務の変革やデジタル化を支える基盤として、DX推進に大きく貢献します。

(2)BI(Business Intelligence)ツールは、企業が保有する膨大なデータを収集・分析・可視化するITツールです。高度な分析機能や、分析結果を表やグラフでわかりやすく表示する機能を備え、データに基づく迅速な意思決定をサポートします。

(3)GRCツールは、組織の「ガバナンス(Governance)」「リスクマネジメント(Risk Management)」「コンプライアンス(Compliance)」を統合的に管理するITツールです。
収集したデータをもとに、社内規程や法規制の遵守状況を確認し、リスクの特定・可視化をおこなうことで、コンプライアンス違反の未然防止やリスクの早期発見を支援します。内部監査業務の効率化にも活用されています。

ということで、正解は(3)です。

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【第8問】エッジAIとは?

製造・医療分野などで活用されている、センサーやカメラなどの端末上でAIがデータ分析をおこなう「エッジAI」の説明として、もっとも適切なのはどれでしょうか?

(1)常時インターネットに接続していなくてもAIによるデータ処理を実行できる

(2)通信遅延が発生しやすいため、リアルタイム処理が求められる用途には向かない

(3)従来型のクラウドを介するAI処理よりも情報漏えいリスクが高まる


(1)適切です。エッジAIは、取得したデータをすべてクラウドに送信して処理する従来方式(クラウドAI)と異なり、データの発生源である端末(エッジデバイス)側で処理をおこないます。そのため、インターネットに常時接続できない環境や通信状況が悪い場所でも動作が可能です。

(2)誤りです。エッジAIは基本的にクラウドを介さずに処理をおこなうため、通信遅延を抑えることができ、リアルタイム性が求められる用途に適しています。実際に、製造ラインの異常検知や自動運転車の障害物検知など、即時判断が必要な分野で活用が進んでいます。

(3)誤りです。エッジAIはすべてのデータをネットワーク経由で送信する必要がないため、通信中の情報漏えいやプライバシーリスクの低減にもつながります。

ということで、正解は(1)です。

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【第9問】ECと店舗を”融合”する戦略は?

主に小売業のDXで活用される手法の一つで、オンライン(ECやアプリ)とオフライン(店舗など)の垣根をなくし、一貫した購買・サービス体験を提供するマーケティング戦略は何と呼ばれるでしょうか?

(1)OMO

(2)OCR

(3)O2O


(1)OMO(Online Merges with Offline)は、顧客体験(CX)の向上を目的に、オンラインとオフラインを融合し、あらゆる接点で利便性の高い購買体験を設計・提供するマーケティング戦略です。
代表的な取り組みとしては、店舗・EC共通ポイントの導入、スマートフォン決済、BOPIS(オンライン購入→店舗受取)、ショールーミング(店舗で商品確認→オンラインで購入)などがあります。

(2)OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)は、紙文書の文字を読み取り、デジタルデータに変換するITツールです。主に請求書処理や帳票のデータ化など、バックオフィス業務で活用されています。

(3)O2O(Online to Offline)は、アプリやSNSで店舗向けのクーポンを配信するなど、オンラインからオフラインへの送客を促すマーケティング手法です。あくまでオンラインからオフラインへの一方向の施策である点が、OMOとは異なります。

ということで、正解は(1)です。

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【第10問】ビジネスアーキテクトとは?

DX推進に必要な人材「ビジネスアーキテクト」の役割として、適切なのはどれでしょうか?

(1)デジタル技術を活用した製品・サービスを提供するためのシステムやソフトウェアを設計・実装・運用する役割

(2)データを活用した新規ビジネス創出や業務変革を実現するために、データの収集・分析の仕組みを設計・運用する役割

(3)新規ビジネス創出や業務変革において、構想の立案から実行、効果検証・改善までを関係者と連携しながら一貫して推進する役割


(1)ソフトウエアエンジニアの役割です。

(2)データサイエンティストの役割です。

(3)ビジネスアーキテクトの役割です。

ビジネスアーキテクトは、DXにおいてX(トランスフォーメーション=変革)を牽引するキーパーソンであり、経済産業省とIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が発表した『デジタルスキル標準 ver1.1』では、「ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材」と定義されています。
なお、同資料では、DX推進に必要な人材類型として、ビジネスアーキテクト・デザイナー・データサイエンティスト・ソフトウェアエンジニア・サイバーセキュリティの5つの人材が挙げられています。

ということで、正解は(3)です。

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『第5回DX理解度チェック』、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
何問正解できましたか?

全問正解だった方も、そうでなかった方も、今回のチャレンジがDXへの理解を深めるきっかけとなれば幸いです。DXは日々進化を続けており、“継続的な学び”が欠かせません。ぜひ『DX-labo』の他の記事もチェックしてみてください。
それでは、次回の『DX理解度チェック』もどうぞお楽しみに!

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